Aki the SPENDER

いろいろ買ってみるブログ

【アクションカム】GoPro HERO7 Black レビュー

去る2018年9月27日、「ジンバル不要」という強烈な謳い文句で発売された
GoPro HERO7 Blackを購入しました。

今回はこの新しいGoProを2週間ほど使った結果、撮れた写真や動画、
使用感についてのレビューをしていきます。

購入のきっかけ

私がGoPro HERO7 Blackを買うに至ったきっかけは2つあります。
1つ目は前のカメラの故障、2つ目はGoPro公式のプロモーション動画です。

壊れてしまったアクションカム

GoPro購入以前はSony HDR-AS300を2年ほど使用していました。

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この製品はアクションカムにしては珍しい光学式手ぶれ補正を採用しており、
同年に発売されたGoPro HERO5に比べて優れた手ぶれ耐性がありました。
このあたりはSonyデジタルカメラやハンディカムで培ってきた技術力を感じ、
画質も良好でよくできたアクションカムでした。
本カメラで撮影した動画はこちら。

このようにロードバイク車載動画を撮影していましたが、
HDR-AS300は三脚穴が本体についており、路面からくる振動や、
落車した際の衝撃がモロに伝わってしまった影響か、
本体にヒビが入った末、何をしても反応しない状態となってしまいました。

衝撃的な公式動画

以下の動画を御覧ください。

この動画の15秒あたりから始まるマウンテンバイクの走行シーンを見て、
私は購入を決意しました。多くの自転車乗りが衝撃を受けたと思います。
後述しますが、ここで紹介されている「HyperSmooth」こそが、
GoPro HERO7 Black最大の魅力です。

外観と入出力

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GoPro HERO7 Blackの正面はHERO6同様にレンズとLCDがついています。
LCDには撮影モード、撮影可能な容量、バッテリ残量が表示されており、
モードによって表示も変わるため、正面からでも現在のモードを確認できます。
なお、HERO7の別モデルとなるSilver,WhiteにはこのLCDがありません。
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背面のディスプレイはシンプルな表示になっており、
画質も画角チェックや、撮影直後のチェックには申し分ないものです。
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外部入力および出力についてはUSB-C端子とマイクロHDMI端子が付いており、
充電やマイクからの音声入力、WEBカメラとしての利用や撮影動画の外部出力が
行えるようになっています。

動画のHyperSmoothとTimeWarp

公式のプロモーション動画でも撮影されていた2つの機能、
GoPro HERO7 Blackだけで使用できる素晴らしい撮影機能です。

HyperSmooth

HyperSmoothは非常に素晴らしい手ぶれ補正機能であり、仕組み的には
これまでのGoProで採用されてきた電子式手ぶれ補正+ジャイロセンサー
変更はなく、光学式手ぶれ補正ではないようです。

冒頭で掲載したロードバイク車載動画と同様に、朝の荒川で撮影した動画がこちら。

凹凸のあるアスファルトからの振動や、ハンドルの振れに対して、
しっかりと手ぶれ補正が効いていることが確認できます。
GoProらしい広い画角、高い画質(2.7K)でも安定して撮影できるのは素晴らしいです。

TimeWarp

TimeWarpはHyperSmoothを適用して撮影できる、浮遊感の出るTimeLapse動画です。

こちらも映像がブレることなく、印象的な動画を撮影することができます。

夜間に撮影してみた動画がこちら。

さすがに光量の少ない夜間は手ぶれ補正の効きも弱くなりますが、
画面全体が崩れるほど流れることがないのは驚きでした。

写真のSuper Photo

動画の印象が強いGoProですが、HERO7では静止画の撮影も強化されました。
Super Photoと呼ばれる機能ですが、GoPro内での現像機能を大幅に改善したらしく、
非常に綺麗な色味の写真を撮影することができます。
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この他にもRAW形式での保存も可能で、後から自分好みに現像することもできます。
ただし、Super PhotoとRAW出力の併用はできません。

また、HERO7からセルフタイマー機能も追加されました。
GoProはこれまで同機能がなく、静止画での自撮りを苦手とする機種でしたが、
これでリモコンを使用せずとも簡単に自撮りができそうです。

2週間使ってみた使用感

本記事で掲載した動画や写真以外にも、色々と撮影をしてみた感想ですが、
まだ発売直後なせいかソフトウェアが安定していないように感じています。
タッチパネルの反応は良いのですが、唐突に画面が切り替わったり、
プレビューを切り替えても前の画像が表示されたりすることがあります。

また、これまでのGoProでも言われていましたが、バッテリー持ちはよくありません。
通常の動画撮影モードでは、1時間弱でバッテリーが切れてしまいます。
バッテリーの複数個運用は必須なので、私は互換バッテリーを購入しました。
バッテリーとハウジングはHERO6と共通なため、既存品がそのまま使えます。

アクションカムそのものの画質、手ぶれ補正はこれまで以上に素晴らしく、
今後のアップデートで更にソフトウェア面が強化されれば、
最高のアクションカムになることは間違いないでしょう。