Aki the SPENDER

いろいろ買ってみるブログ

【TWS】Air by crazybaby (nano)【完全ワイヤレスイヤホン】

先日はまとめてレビューした完全ワイヤレスイヤホン。

今回は2018年9月に一般販売が開始された、Air by crazybaby (nano)を購入したので

レビューしていきたいと思います。

Air by crazybaby(NANO)10色から選べる高音質完全ワイヤレスイヤホン ブラック【国内正規品】 MC7B2GT/A

Air by crazybaby(NANO)10色から選べる高音質完全ワイヤレスイヤホン ブラック【国内正規品】 MC7B2GT/A

 

 

CrazyBabyというメーカー

最近は前作であるAir by crazybaby含め、家電量販店でも見かける様になった

CrazyBabyというメーカーですが、例によって中国のメーカーになります。

Air by crazybabyの時もクラウドファンディング界隈で盛り上がりを見せており、

気になっていたメーカーではありましたが、当時は完全ワイヤレスイヤホン、

クラウドファンディングともに国内で流行しだした頃であり、少し警戒していました。

 

また、クラウドファンディング出資者より中国本国で先に販売しだす」

「散々待って送られてきた製品はバッテリー不良等が多発する」などのレビューが

散見されたため、メーカーそのものへの信頼が薄く、興味も薄れていました。

 

そんなことを言いつつも新商品はやはり気になるもので、

他の製品よりも良さそうな点がいくつかあったので、今回の購入に至りました。

Air by crazybaby(nano)の外観

パッケージ

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 まずはパッケージですが、少し前のApple製品にありそうなシンプルで中身の見える

プラスチックケースになっており、安っぽい感じあまりありません。

最近の中国メーカーは「安かろう悪かろう」だった過去を払拭して、

より製品を売るためにパッケージの質感には気を配っている印象そのままですね。

イヤホンケース

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 完全ワイヤレスイヤホンにおいては、イヤホン本体と同じぐらいケースの仕様にも

注意する必要があります。

サイズが大きい、作りが良くない(脆い)、バッテリー容量が少ないなど、

持ち運ぶ上でマイナスになる要素がないかを確認してから買うべきでしょう。

Air by crazybaby (nano)のケースは小さめで、唐辛子の小瓶より少し小さいぐらいの

サイズ感になります。カバンの中で邪魔にならないサイズですし、

丸みを帯びたプラケースなので他の物を傷つける心配も薄いです。

公式サイト曰く、イヤホン本体を2回満充電できる程度のバッテリー容量とのこと。

パッケージには最大3回できるとも取れる記述があり、何とも中国製品っぽい感じ。 

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ケースは真ん中から左右に割れる形になっており、閉じている時は外殻がマグネットで

しっかりと固定されていて安心感があります。

ロゴマークを左にして開くと、左右が合っている状態でイヤホン本体を取り出せます。

イヤホン本体を収納する部分は左右で入れる場所が決まっており、

こちらもマグネットでしっかりと固定されます。

イヤホン本体

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Air by crazybaby (nano)のイヤホン本体はnanoという名前の通り、

完全ワイヤレスイヤホンでは小さい部類に入ると思います。

シンプルな円筒状の部分から、イヤーピースを付ける部分が少し曲がっており、

耳に入れた時に真っ直ぐになるような工夫が見られます。

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耳に入れても大きく張り出す感じがないため、耳が小さい人や完全ワイヤレスイヤホン

特有の見た目を気にする人にもおすすめできるように思います。

書いてて思いましたが、なんとなくEARIN M-1に似ている気がします。 

また、私はシンプルな白を選択しましたが、他にも全10種類のカラーバリエーションで

展開されている製品でもあります。

個人的にはレッドやイヤホンには珍しいパープルあたりで少し迷いました。

イヤホンとしての性能

ここまでは外観についてレビューしてきましたが、イヤホンとしてはやはり

音質が良くなければお話になりません。

また装着感や操作感も完全ワイヤレスイヤホンでは気になるポイントです。

音質面

カーボンナノチューブを採用した振動板と、5.5mm径ドライバーで鳴らす

標準的なダイナミックイヤホンといった感じです。

低音よりのドンシャリサウンドで、ハイも綺麗に出ているおかげで

解像度は高いように感じられます。

TWEEDEESMonkey Majikあたりのポップスではボーカルが気持ちよく抜け、

キックが強めに聞こえるので楽しく聴くことができます。

一方でPegboard NerdsやZomboy、DiploなどのEDMでは低音の押しが強すぎて、

少し聴き疲れする印象です。ワークアウト中などは良さそうですが、

通勤中はどうかな…といった感じ。GalantisとかKrewellaみたいに歌モノが

多いEDMアーティストとの相性は悪くないように思います。

メタルでは少し中低域に篭りが感じられ、プログレやDjent、音数マシマシな

コア系のジャンルとの相性はイマイチでした。

装着感

付属のイヤーピースで使用した感じも悪くないですが、スイートスポットは

狭めな印象です。ノズル部分が短いため、一般的なカナル型イヤホンよりも

外耳道に挿入できる部分が短く、ちゃんと密閉するのにコツがいる感じです。

変更するとすればSpinfitやcomplyあたりになりそうですが、ケースとの兼合いで

迷うところです…。

ただし、動いたりして落ちそうな感覚にはなりません。本体が軽くて小さいのが

効いているのかもしれません。

操作感

Air by crazybaby (nano)はイヤホン本体のロゴマーク面がボタンになっており、

音楽の一時停止、曲送り・曲戻し、通話受けあたりの機能は揃っています。

ボタンのタッチはクリック感があるため、少し押し込まないといけませんが、

誤動作することが少ないという点ではありがたいです。

ペアリングもケースから出して左chのボタンを押すだけで完了するので、

すぐに音楽を聴き始められます。

まとめ

少しだけ迷って購入したAir by crazybaby (nano)ですが、現状では良い製品だと

感じています。音質面以外は完全ワイヤレスイヤホンのメインで使用している

Zolo Liberty+よりも個人的には気に入っています。

やはり小さくて軽いイヤホンはいいものだと感じさせてくれる製品でした。

ただ、完全ワイヤレスイヤホンはバッテリーの問題や人混みでの安定性など、

短期間の使用では判明しづらい性能もあるため、今後使用してみてどうなるかの

不安はありますね。

【TWS】完全ワイヤレスイヤホンまとめてレビュー

ここ一年で4つの完全ワイヤレスイヤホンを購入しました。
最近、スマートフォンのイヤホンジャック廃止が進んでおり、
使用している人が増えてる印象のあるワイヤレスイヤホンですが、
それぞれ使ってみて長短があったので、比較しながらレビューしたいと思います。
なお、購入したイヤホンについては高くても1.5万円程度のものになります。

NuForce BE Free8

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私が初めて購入した完全ワイヤレスイヤホンです。
ちょうど一年ほど前にクラウドファンディングサイトMakuakeで購入し、
当時は15%OFFで1.5万円でした。
現在は価格が落ち着いて、これよりも安く購入できます。

・音質
音質はバランスよく全域が出ている印象です。
6mm径のダイナミックドライバ1機の割には高音寄りのバランスで、
低音はキレがあって出すぎという感じもありません。
そのため、音源によっては元気がないように感じられるかもしれません。

・装着感
本体はそこそこサイズがありますが、厚さはあまりないため、
装着時に大きく耳から出っ張ることはありません。
また、軽いため疲れることや耳から落ちることもありません。
これはどのイヤホンにも共通しているところですね。

個人的には傘が小さい付属のイヤーピースが合わなかったため、
別のイヤーピースに変更しました。
完全ワイヤレスイヤホン用のイヤーピースは通常のイヤホンよりも
好みが分かれる気がします。

・携帯性
本体同様、ケースも小さく軽いため、携帯性に優れています。
イヤホン本体を入れて蓋を閉めれば充電が始まるため、
出先で連続使用しても電池切れになることはありませんでした。
イヤホン単体で満充電から最大4時間、ケースは満充電の状態で
イヤホンを4回程度充電できるようです。

・その他
これまでの観点では、かなり良いイヤホンなのですが、大きな欠点がありました。
このイヤホン、ホワイトノイズがかなり出ます。
音楽を再生した際、小さい音量で聞いていたり、曲中の音量が小さい箇所で
サーっと聞き取れる程度のホワイトノイズが乗ります。
電車内やジムでのワークアウト中など、他にも音が多い場所では気になりませんが、
静かな屋内や住宅街を歩いている時は聞こえてしまうことが多いので、
これはかなりのマイナス要素です。

Anker Zolo Liberty+

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2台目は発売当初、Amazonで少し話題になったZolo Libertyの上位機種、
Zolo Liberty+を購入しました。
モバイルバッテリーで評価の高いAnkerから発売されているだけあり、
他の製品よりもバッテリ性能が高く、期待して購入しました。
価格は前掲のBE Free8とあまり変わらず1.5万円程度で購入できます。

・音質
音質は若干低音寄りのドンシャリで、リスニング向けの楽しい出音です。
低音寄りとはいっても籠もりはなく、どのジャンルでも聴きやすい印象です。
また、このイヤホンは純正アプリを使用することで、EQを変更できます。
とはいえ、プリセットされたEQを選ぶだけなので選択肢に限りはありますが、
好みに近づけることができるので良い機能だと感じました。

・装着感
本体は丸みがあり、少し厚みがあるタイプなので、若干耳から張り出します。
かぶせて使うシリコンスリーブがあるので、サイズ感が合わない場合は
取り替えて微妙な変更が可能です。

・携帯性
マグネットの効果でケースにはすんなり収納できます。
充電もスムースに開始されるので、携帯中にバッテリー切れすることも
これまでありませんでした。

ケースは程よいサイズ感で、少し大きめですが気になるほどではありません。
重量については、バッテリーサイズが大きめなのかそれなりにあります。

・その他
接続安定性も高く、バッテリ持ちも良いため、屋外での移動中に使用していて
ストレスを感じる場面が非常に少ない完全ワイヤレスイヤホンです。

ただし、接続に関しては1つ難があり、何かの問題で瞬断(音切れ)が発生後、
たまにボリュームコントロールができなくなる事象が発生します。
電車やエレベータ内で発生すると焦るので、ここはちょっと不安要素です。

Horen X1T

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3台目もBE Free 8と同様にクラウドファンディングで購入しました。
サイズ感とBluetooth5.0を採用している点に惹かれました。
価格は1万円強ですね。

・音質
少し低音が弱めですが、バランスが良くサイズ感の割によく鳴る印象です。
特筆する部分はないですが、他のポイントも含めて自然な感じです。
・装着感
ここがこのイヤホン最大のポイントがと思います。
写真を見れば分かる通り、本イヤホンはイヤーピースとそれ以外の部分が
ほとんど同じ大きさと非常に小さいイヤホンとなっています。
そのため、外耳道への挿入もスムースですし、耳からの張り出しも
ほとんどなく、見た目が良いです。
また、付属のイヤーピースも装着感が良く、箱出しそのままの状態で
運用することが多かったです。
・携帯性
装着感の項で本体が小さいと言いましたが、ケースも小さめです。
小さく軽いため、携帯性についてはこれまで購入した完全ワイヤレスイヤホンで
一番良く、パンツのポケットに入れていても問題ないほどです。
・その他
ここまでは褒めてきましたが、本イヤホン、現時点では使用していません。
というよりも、使用できない状態になってしまいました。
具体的には親機としていた左chのイヤホン本体のバッテリー不良が原因で、
いくら充電しても数分で電源が落ちる状態となり、クラウドファンディング
投資先に連絡しても返信が一切なかったため、そのまま放置しています。

現在では中華製品特有のOEM品がAmazonやAliExpressにあるので、
そちらを試しに再購入するのもありかな…と思っています。

OVEVO Q62 EVER

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こちらもクラウドファンディングで購入しました。
ちょうど某クラウドファンディングサイトが流行りだしていた頃で、
Instagramの広告で見かけたのが購入のきっかけでした。
・音質
少しこもる気がしますが、特筆する部分のない癖のない音質です。
ドライバーのサイズにも余裕があるので、無理なく鳴らしている感じで
価格帯としては優秀な部類だと感じました。
・装着感
サイズ的には小さくないですが、重量はそれほど重くなく、
悪くない装着感です。ただ、少し耳からの張り出しは大きい方で、
イヤホンを着けている感は出る方だと思います。
・携帯性
本体サイズもですが、ケースは小さい方ではありません。
特殊な取り出し方になるケースですが、本記事で紹介した
4つのイヤホンでは一番ケースが大きくなります。
・その他
ここまでレビューを書きましたが、このイヤホンはクラウドファンディング
購入していい製品ではありませんでした。
色々とクラウドファンディングを見てきて、今では気にしていますが、
本製品は既成品を日本国内で販売できるかを判断する目的で出品されていました。
酔った勢いで出資した後、AliExpressで2/3ぐらいの価格で既に販売されているのを
見つけてしまい、非常に後悔しました。
出資当時はそれなりの完全ワイヤレスイヤホンでしたが、
届く頃には機能的にも遅れたただ高いイヤホンと化しており、
プロダクトを見極めること、事前調査の重要さを知るきっかけとなりました…。

まとめ

完全ワイヤレスイヤホン以外にも沢山の有線・無線イヤホンを所有してきましたが、
全く紐がないイヤホンというのはやはり快適です。
一昔前はBluetoothは音質劣化や遅延、通信が不安定と言われて忌避されていましたが、
アップデートが進んだ今ではかなり信頼できるものと感じています。
今の所、製品クオリティで総合的に見て進んでいるのは、
Ankerから出ているLibertyシリーズだと感じています。
Liberty Lite、Liberty、Liberty+とそれぞれの価格帯で優位に立っている印象です。

中華イヤホン界隈も進出してきており、今後も楽しい製品群なので、
色々と買って試していくのは続けていこうと思います。

【アクションカム】GoPro HERO7 Black レビュー

去る2018年9月27日、「ジンバル不要」という強烈な謳い文句で発売された
GoPro HERO7 Blackを購入しました。

今回はこの新しいGoProを2週間ほど使った結果、撮れた写真や動画、
使用感についてのレビューをしていきます。

購入のきっかけ

私がGoPro HERO7 Blackを買うに至ったきっかけは2つあります。
1つ目は前のカメラの故障、2つ目はGoPro公式のプロモーション動画です。

壊れてしまったアクションカム

GoPro購入以前はSony HDR-AS300を2年ほど使用していました。

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この製品はアクションカムにしては珍しい光学式手ぶれ補正を採用しており、
同年に発売されたGoPro HERO5に比べて優れた手ぶれ耐性がありました。
このあたりはSonyデジタルカメラやハンディカムで培ってきた技術力を感じ、
画質も良好でよくできたアクションカムでした。
本カメラで撮影した動画はこちら。

このようにロードバイク車載動画を撮影していましたが、
HDR-AS300は三脚穴が本体についており、路面からくる振動や、
落車した際の衝撃がモロに伝わってしまった影響か、
本体にヒビが入った末、何をしても反応しない状態となってしまいました。

衝撃的な公式動画

以下の動画を御覧ください。

この動画の15秒あたりから始まるマウンテンバイクの走行シーンを見て、
私は購入を決意しました。多くの自転車乗りが衝撃を受けたと思います。
後述しますが、ここで紹介されている「HyperSmooth」こそが、
GoPro HERO7 Black最大の魅力です。

外観と入出力

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GoPro HERO7 Blackの正面はHERO6同様にレンズとLCDがついています。
LCDには撮影モード、撮影可能な容量、バッテリ残量が表示されており、
モードによって表示も変わるため、正面からでも現在のモードを確認できます。
なお、HERO7の別モデルとなるSilver,WhiteにはこのLCDがありません。
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背面のディスプレイはシンプルな表示になっており、
画質も画角チェックや、撮影直後のチェックには申し分ないものです。
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外部入力および出力についてはUSB-C端子とマイクロHDMI端子が付いており、
充電やマイクからの音声入力、WEBカメラとしての利用や撮影動画の外部出力が
行えるようになっています。

動画のHyperSmoothとTimeWarp

公式のプロモーション動画でも撮影されていた2つの機能、
GoPro HERO7 Blackだけで使用できる素晴らしい撮影機能です。

HyperSmooth

HyperSmoothは非常に素晴らしい手ぶれ補正機能であり、仕組み的には
これまでのGoProで採用されてきた電子式手ぶれ補正+ジャイロセンサー
変更はなく、光学式手ぶれ補正ではないようです。

冒頭で掲載したロードバイク車載動画と同様に、朝の荒川で撮影した動画がこちら。

凹凸のあるアスファルトからの振動や、ハンドルの振れに対して、
しっかりと手ぶれ補正が効いていることが確認できます。
GoProらしい広い画角、高い画質(2.7K)でも安定して撮影できるのは素晴らしいです。

TimeWarp

TimeWarpはHyperSmoothを適用して撮影できる、浮遊感の出るTimeLapse動画です。

こちらも映像がブレることなく、印象的な動画を撮影することができます。

夜間に撮影してみた動画がこちら。

さすがに光量の少ない夜間は手ぶれ補正の効きも弱くなりますが、
画面全体が崩れるほど流れることがないのは驚きでした。

写真のSuper Photo

動画の印象が強いGoProですが、HERO7では静止画の撮影も強化されました。
Super Photoと呼ばれる機能ですが、GoPro内での現像機能を大幅に改善したらしく、
非常に綺麗な色味の写真を撮影することができます。
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この他にもRAW形式での保存も可能で、後から自分好みに現像することもできます。
ただし、Super PhotoとRAW出力の併用はできません。

また、HERO7からセルフタイマー機能も追加されました。
GoProはこれまで同機能がなく、静止画での自撮りを苦手とする機種でしたが、
これでリモコンを使用せずとも簡単に自撮りができそうです。

2週間使ってみた使用感

本記事で掲載した動画や写真以外にも、色々と撮影をしてみた感想ですが、
まだ発売直後なせいかソフトウェアが安定していないように感じています。
タッチパネルの反応は良いのですが、唐突に画面が切り替わったり、
プレビューを切り替えても前の画像が表示されたりすることがあります。

また、これまでのGoProでも言われていましたが、バッテリー持ちはよくありません。
通常の動画撮影モードでは、1時間弱でバッテリーが切れてしまいます。
バッテリーの複数個運用は必須なので、私は互換バッテリーを購入しました。
バッテリーとハウジングはHERO6と共通なため、既存品がそのまま使えます。

アクションカムそのものの画質、手ぶれ補正はこれまで以上に素晴らしく、
今後のアップデートで更にソフトウェア面が強化されれば、
最高のアクションカムになることは間違いないでしょう。

【ロードバイク】Canyon Ultimate CF SL 8.0 Di2(2018)購入レビュー

最初の記事はロードバイクについて。

購入から受取まで

去る2018年5月。ボーナスを目前にした私はロードバイクメーカであるCanyonのサイトを見ていた。

Giro d'Italiaが始まったばかりのその日、セールで安くなるロードバイク、それほど遠くない納期。私は気づくと購入フォームへ… 

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 5/5注文完了→6/15発送完了→6/18受取完了の流れでした。

Canyonは自転車店を通さないダイレクトセールス」形式を取っており、注文したバイクは上の画像のダンボールに入れられてドイツから直接送られてきます。

ドイツから日本への配送料は19,200円でした。

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 ダンボールの中はこのようになっていて、前輪とハンドルが外れた状態でロードバイクが収納されています。

フレーム保護や緩衝材はしっかりと配置されており、安心感があります。 

このダンボールはCanyon独自の梱包方式(CANYON BIKEGUARD)らしく、購入する際に配送料と同じく、必ず選択されます。1,800円なので、輪行袋よりも安いですね。

組み立て

前述の通り、箱出しの状態では前輪とハンドルが外れているだけなので、前輪はハメるだけ、ハンドルはステムに取り付けるだけで基本的には終了。

後はサドルやハンドルの角度を調整してポジションを出してあげれば乗ることができます。

作業中の動画を撮っていたのですが、途中で雨に降られて最後まで記録できず、組み立てに関する画がありません…。

見た目とパーツ構成

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今回購入した2018年モデルのCanyon Ultimate CF SL 8.0 Di2の(ほぼ)箱出し状態での見た目はこんな感じ。サドルだけ変えちゃってます(fizik ANTARES R5→PRO AEROFUEL)。

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個人的にはダウンチューブ下に書かれたロゴがお気に入りです。普通にしてたら見えないところですが、とても綺麗です。

 

モデル名を見ればわかりますが、Canyonの中でもオールラウンドなレース志向(Ultimate)で軽量カーボンフレーム(CF SL)、コンポーネントULTEGRA R8000 Di2(8.0 Di2)という構成のバイクになっています。

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このモデルの場合はDT SWISSのアルミホイール(PR 1600 SPLINE)が付属します。当然、ペダルは付属しないので、コンポに併せてPD-R8000を購入。

完成車とペダル、その他小パーツ、配送料関係を合わせて339,500円で購入できました。

どう考えても安い…高コスパで名高い台湾系のGIANTやMERIDAでもDi2搭載モデルでこの値段は見たことがありません。

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ハンドルやステム、バーテープ、シートポストはCanyonオリジナルのパーツが採用されており、おそらく製品管理用のQRコードがほとんどのパーツに印刷されています。

製品管理や組み立ての効率化でコストを下げている感じがしますね。

バーテープはクッション入りにありがちなもっちりした感じが強く、好みではなかったので交換。乗ってみるとハンドルが近かったのでステムも交換してしまいました。

乗り心地について

まだ800kmほどしか走っていませんが、乗り心地の良いバイクです。

比較対象はGIANT TCR ADVANCED PRO 1、同TCR 1ですが、カーボンバイクである前者と比較しても軽く感じました。メーカーの公称値ではほとんど重量に差はないですが、Canyonの方がよく進み、ダイレクト感があるように思います。

軽いからと言って剛性が低いこともなく、パワーを掛けてみても(そんなに出ませんが…)逃げているような印象は受けません。

 

フレームもよいのですが、完成車に付いてくるホイールもなかなかの良品だと思います。ハブで有名なDT SWISS製だけあって、とても良く回ります。重量も1560gとトレーニング用のホイールとして使用するにはピッタリだと思います。

Canyonを購入するメリットとデメリット

メリットは?

圧倒的コスパ

Canyonのバイクを購入する一番のメリットは他の追随を許さない圧倒的なコストパフォマンスです。

今回購入したULTEGRA Di2が載るモデルが325,000円、エントリーグレードで105組のアルミバイクが123,000円、SORA組のクロスバイクが84,000円と他のメーカに比べてパーツ構成と価格のバランスが絶妙です(価格は2018年10月現在)。

良いフレーム、良いコンポーネントで安くロードバイクに乗りたい方に最適なロードバイクですが…

デメリットは?

正直な話、コストパフォーマンスが高い製品には往々にして裏があるものです。Canyonも例外ではありません。

自転車店に頼れない

一般的なスポーツバイクは自転車店で購入し、場合によってはポジション計測を基にした調整をしてもらってから納車となります。が、Canyonは自転車店に頼れないため、自転車のサイズ情報(ジオメトリー)から自分の体に合うサイズを予想して買う必要があります。

私の場合は過去に計測したデータがあったため、Canyonのフレームサイズ診断からサイズを割り出したり、偶然Movistar Teamのナイロ・キンタナ選手と身長が同じだったためXSサイズを迷わず選択しましたが、大半の方はそうはいかないと思います。

 

また、たまにコスパだけで初心者向けとしてCanyonを紹介している記事がありますが、誰も幸せにならないクソ記事です。Canyonのバイクはスポーツバイク専門店に持ち込むと、最悪の場合メンテナンスを断られます

自分と自転車をある程度理解した方以外にはおすすめできません。

独自規格に困る

Canyonユーザがぶち当たる壁、それは1-1/4径のコラムです。このサイズ、CanyonとGIANTしか採用していません。

そのため、ハンドルの距離や高さ、ステムの剛性が気に入らない場合はCanyonもしくはGIANTの純正ステム、PROもしくはRitcheyのステムしか現状は選択肢がありません。私はPRO VIBEに変更しましたが、中々在庫がないので交換に苦労する可能性があります。

なお、XSサイズは水平HT長+ステム長で606mmしかないのでステム交換は必須…。

基本はドイツから取り寄せ

前述のステムもそうですが、ディレイラーハンガーなどの純正パーツ類はほとんどの場合ドイツからの取寄となります。つまり、壊れた場合は数週間の単位でバイクに乗れなくなります。

あらかじめ取り寄せておく必要があります(ほどんどのユーザが購入時に複数個購入)。

まとめ

色々と書いてきましたが、私自身としては非常に満足しているバイクです。

購入して既に3ヶ月ほど乗っていますが、今のところトラブルなく乗れています。落車も一度しましたが、フレームに問題は出ていません。

サドル、ステム、バーテープ、ホイール、クランクとそれなりにパーツを換装したり、都度清掃・メンテナンスをしているからだと思っていますが、箱出しそのまま使用している部分もあるので、元々の品質の高さも感じます。

 

「人に薦められるか」と言われれば、仲の良い知人にしか薦めません。他人が私を真似して買った上で文句を言われたり、メンテナンスを頼まれるのは嫌ですからね…。

とはいえ、勉強する気があって良いバイクに乗り換えたい方にはオススメできるかもしれません。

 

交換したパーツについても、今後記事にしていきたいと思います!