【TWS】完全ワイヤレスイヤホンまとめてレビュー
ここ一年で4つの完全ワイヤレスイヤホンを購入しました。
最近、スマートフォンのイヤホンジャック廃止が進んでおり、
使用している人が増えてる印象のあるワイヤレスイヤホンですが、
それぞれ使ってみて長短があったので、比較しながらレビューしたいと思います。
なお、購入したイヤホンについては高くても1.5万円程度のものになります。
NuForce BE Free8
私が初めて購入した完全ワイヤレスイヤホンです。
ちょうど一年ほど前にクラウドファンディングサイトMakuakeで購入し、
当時は15%OFFで1.5万円でした。
現在は価格が落ち着いて、これよりも安く購入できます。
・音質
音質はバランスよく全域が出ている印象です。
6mm径のダイナミックドライバ1機の割には高音寄りのバランスで、
低音はキレがあって出すぎという感じもありません。
そのため、音源によっては元気がないように感じられるかもしれません。
・装着感
本体はそこそこサイズがありますが、厚さはあまりないため、
装着時に大きく耳から出っ張ることはありません。
また、軽いため疲れることや耳から落ちることもありません。
これはどのイヤホンにも共通しているところですね。
個人的には傘が小さい付属のイヤーピースが合わなかったため、
別のイヤーピースに変更しました。
完全ワイヤレスイヤホン用のイヤーピースは通常のイヤホンよりも
好みが分かれる気がします。
・携帯性
本体同様、ケースも小さく軽いため、携帯性に優れています。
イヤホン本体を入れて蓋を閉めれば充電が始まるため、
出先で連続使用しても電池切れになることはありませんでした。
イヤホン単体で満充電から最大4時間、ケースは満充電の状態で
イヤホンを4回程度充電できるようです。
・その他
これまでの観点では、かなり良いイヤホンなのですが、大きな欠点がありました。
このイヤホン、ホワイトノイズがかなり出ます。
音楽を再生した際、小さい音量で聞いていたり、曲中の音量が小さい箇所で
サーっと聞き取れる程度のホワイトノイズが乗ります。
電車内やジムでのワークアウト中など、他にも音が多い場所では気になりませんが、
静かな屋内や住宅街を歩いている時は聞こえてしまうことが多いので、
これはかなりのマイナス要素です。
Anker Zolo Liberty+
2台目は発売当初、Amazonで少し話題になったZolo Libertyの上位機種、
Zolo Liberty+を購入しました。
モバイルバッテリーで評価の高いAnkerから発売されているだけあり、
他の製品よりもバッテリ性能が高く、期待して購入しました。
価格は前掲のBE Free8とあまり変わらず1.5万円程度で購入できます。
Zolo Liberty+ (Bluetooth 5.0 完全ワイヤレスイヤホン) 【最大48時間音楽再生 / Siri対応 / IPX5防水規格 / 周囲音取り込み機能搭載】(ブラック)
- 出版社/メーカー: Anker
- メディア: エレクトロニクス
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・音質
音質は若干低音寄りのドンシャリで、リスニング向けの楽しい出音です。
低音寄りとはいっても籠もりはなく、どのジャンルでも聴きやすい印象です。
また、このイヤホンは純正アプリを使用することで、EQを変更できます。
とはいえ、プリセットされたEQを選ぶだけなので選択肢に限りはありますが、
好みに近づけることができるので良い機能だと感じました。
・装着感
本体は丸みがあり、少し厚みがあるタイプなので、若干耳から張り出します。
かぶせて使うシリコンスリーブがあるので、サイズ感が合わない場合は
取り替えて微妙な変更が可能です。
・携帯性
マグネットの効果でケースにはすんなり収納できます。
充電もスムースに開始されるので、携帯中にバッテリー切れすることも
これまでありませんでした。
ケースは程よいサイズ感で、少し大きめですが気になるほどではありません。
重量については、バッテリーサイズが大きめなのかそれなりにあります。
・その他
接続安定性も高く、バッテリ持ちも良いため、屋外での移動中に使用していて
ストレスを感じる場面が非常に少ない完全ワイヤレスイヤホンです。
ただし、接続に関しては1つ難があり、何かの問題で瞬断(音切れ)が発生後、
たまにボリュームコントロールができなくなる事象が発生します。
電車やエレベータ内で発生すると焦るので、ここはちょっと不安要素です。
Horen X1T
3台目もBE Free 8と同様にクラウドファンディングで購入しました。
サイズ感とBluetooth5.0を採用している点に惹かれました。
価格は1万円強ですね。
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・音質
少し低音が弱めですが、バランスが良くサイズ感の割によく鳴る印象です。
特筆する部分はないですが、他のポイントも含めて自然な感じです。
・装着感
ここがこのイヤホン最大のポイントがと思います。
写真を見れば分かる通り、本イヤホンはイヤーピースとそれ以外の部分が
ほとんど同じ大きさと非常に小さいイヤホンとなっています。
そのため、外耳道への挿入もスムースですし、耳からの張り出しも
ほとんどなく、見た目が良いです。
また、付属のイヤーピースも装着感が良く、箱出しそのままの状態で
運用することが多かったです。
・携帯性
装着感の項で本体が小さいと言いましたが、ケースも小さめです。
小さく軽いため、携帯性についてはこれまで購入した完全ワイヤレスイヤホンで
一番良く、パンツのポケットに入れていても問題ないほどです。
・その他
ここまでは褒めてきましたが、本イヤホン、現時点では使用していません。
というよりも、使用できない状態になってしまいました。
具体的には親機としていた左chのイヤホン本体のバッテリー不良が原因で、
いくら充電しても数分で電源が落ちる状態となり、クラウドファンディングの
投資先に連絡しても返信が一切なかったため、そのまま放置しています。
現在では中華製品特有のOEM品がAmazonやAliExpressにあるので、
そちらを試しに再購入するのもありかな…と思っています。
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OVEVO Q62 EVER
こちらもクラウドファンディングで購入しました。
ちょうど某クラウドファンディングサイトが流行りだしていた頃で、
Instagramの広告で見かけたのが購入のきっかけでした。
・音質
少しこもる気がしますが、特筆する部分のない癖のない音質です。
ドライバーのサイズにも余裕があるので、無理なく鳴らしている感じで
価格帯としては優秀な部類だと感じました。
・装着感
サイズ的には小さくないですが、重量はそれほど重くなく、
悪くない装着感です。ただ、少し耳からの張り出しは大きい方で、
イヤホンを着けている感は出る方だと思います。
・携帯性
本体サイズもですが、ケースは小さい方ではありません。
特殊な取り出し方になるケースですが、本記事で紹介した
4つのイヤホンでは一番ケースが大きくなります。
・その他
ここまでレビューを書きましたが、このイヤホンはクラウドファンディングで
購入していい製品ではありませんでした。
色々とクラウドファンディングを見てきて、今では気にしていますが、
本製品は既成品を日本国内で販売できるかを判断する目的で出品されていました。
酔った勢いで出資した後、AliExpressで2/3ぐらいの価格で既に販売されているのを
見つけてしまい、非常に後悔しました。
出資当時はそれなりの完全ワイヤレスイヤホンでしたが、
届く頃には機能的にも遅れたただ高いイヤホンと化しており、
プロダクトを見極めること、事前調査の重要さを知るきっかけとなりました…。
まとめ
完全ワイヤレスイヤホン以外にも沢山の有線・無線イヤホンを所有してきましたが、
全く紐がないイヤホンというのはやはり快適です。
一昔前はBluetoothは音質劣化や遅延、通信が不安定と言われて忌避されていましたが、
アップデートが進んだ今ではかなり信頼できるものと感じています。
今の所、製品クオリティで総合的に見て進んでいるのは、
Ankerから出ているLibertyシリーズだと感じています。
Liberty Lite、Liberty、Liberty+とそれぞれの価格帯で優位に立っている印象です。
中華イヤホン界隈も進出してきており、今後も楽しい製品群なので、
色々と買って試していくのは続けていこうと思います。